◆高山潮垢離・第1弾~第4弾・『高山潮垢離』の祭り全部 2014年4月3日まで
■ 愛媛県の裸祭り四国宇和海に飛び込む、裸男の素晴らしい祭り!
◆高山潮垢離・第1弾~第4弾
『高山潮垢離』の祭り全部、生写真、240枚以上
■ 高山潮垢離
高山潮垢離は四国愛媛県西予市の西、海に面した明浜町高山地区にある賀茂神社で行われる2日間の秋祭りの前夜祭。賀茂神社大祭は毎年10月の第4土日に行われ、その前夜(つまり金曜)に潮垢離と呼ばれる宵宮がある。『宵宮』とは単に前夜に行う祭りの意味。
『潮垢離』は越中ふんどし姿の若者達40名ほどが夜7時、明浜総合支所の裏手の船着き場に集まり、割木を井桁にした『かがり火』を焚き、勢いよく冷たい海に飛び込む。そして、一昼夜、海に浸しておいた牛鬼を引き揚げ、担いで練り歩くというもの。
00 夜6時頃から子供達が衣装を付けて踊ります。
01 神輿宿に集合し共食を済ませた男達が越中ふんどし姿で海岸に集まります。
02 井桁に組み上げた『かがり火』を焚きます。この『かがり火』は『忌み火』と言います。
03 2人~4人で肩を組み冷たい海に勢いよく飛び込みます。
04 男達はしばしの間海を泳ぎ、陸の男達に引き上げられます。
05 海から上がりかがり火で身体を暖めて再び海へ。これを何度も繰り返します。
06 前日から海中に浸けていた牛鬼(御輿)の胴体部分をみんなで協力し海から引き上げます。
07 牛鬼の骨格を担いで、かがり火をまわります。
08 その後町中へ担ぎ廻る。
09 牛鬼の骨格を担当区の家の前に置き、「アアヨイトコナー(ああ良い所だ)」と叫んで潮垢離は終わります。
・日時 10月の第4金曜の夜7時頃より
・場所 愛媛県西予市の西、明浜町高山地区
・服装 越中ふんどし
・形態 集団飛び込みや牛鬼を担ぐ共同作業系
・歴史 不明
・裸男数 40人
・観客数 150人
・参加の可否 一般参加告知は見あたらない
・撮影者の祭りの感想 楽しみながら男たちみんなで行うといった連帯性や娯楽性がある祭り。水に濡れた越中はペラペラになります。酒に酔ったお父さんが素っ裸でおばさんとはしゃいでいるのが印象的でした。海があって対面通行道路が1本あって、民家があって、その先はそそり立つ山(崖)です。昔は限られた集落だけの貴重な娯楽だったのではと想像します。筆者(南島)の幾多の祭り取材の中で、大変満足度の高い祭りと言えます。
◆高山潮垢離・第1弾~第4弾 2014年4月3日まで
『高山潮垢離』の祭り全部、生写真、240枚以上
公開終了しました。
●写真は全て、筆者こと南島健太郎(fanta)が撮影したオリジナル写真です。過去にネットなどに出したことはない未発表のモノです(一部、過去の雑誌『薔薇族』や『BZ』に誌面記事として使用されました)。
カテゴリ : 西日本
長野県『草越の寒の水』
■ 長野県の裸祭り大寒の日に水ごり!
◆草越の寒の水
赤ふんどしの裸男がわらで作った「兜巾(ときん)」を額につけ集会所からスタート、熊野神社まで4カ所に設けられた水桶を回り冷水をかぶります。熊野神社で参拝した後、集会所に戻る。【草越の寒の水】は、かつて山岳信仰の栄えた地域の名残で、五穀豊穣・無病息災や新築した家の除災繁栄を祈願する行事です。平成元年には長野県無形民俗文化財の指定を受けた。
・日時 1月20日大寒の日、夜6時頃
・場所 長野県御代田町(みよたまち)草越地区
・服装 越中、赤ふんどし
・形態 各所に用意された水桶の水をかぶる
・歴史 古来
・裸男数 40人
・観客数 200人
・参加の可否 一般参加告知は見あたらない
・0度ほどの気温、多くの見学者が見守る中で、次々と裸男たちが冷水を浴び始めます。そして水をした垂らせながら凍てつく道を駈けていく。カメラ衆のリクエストに応え何度も水をかぶる裸男も。わずか30分ほどの行事ですが、勢いよく冷水をかぶる裸男の姿は清々しさがありました。その後は越中ふんどし姿のまま暖をとります。
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◆草越の寒の水 特大特選写真、17枚 + 状況写真、1枚 =
合計、18枚
公開終了しました。
●写真は全て、筆者こと南島健太郎(fanta)が撮影したオリジナル写真です。過去にネットなどに出したことはない未発表のモノです(一部、過去の雑誌『薔薇族』や『BZ』に誌面記事として使用されました)。
なお、各写真は、肖像権に鑑み、個人が特定されるお顔には、軽くボカシを入れさせていただいております。写られた皆々さま方には深くお礼申しあげます。
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カテゴリ : 東日本
◆犬伏裸祭り
■ 新潟県の裸祭り裸男が灯籠を乱舞! 美しい男の祭り
◆犬伏裸祭り
ユニークにデザインされた5基ほどの灯籠を裸男たちが担ぎ、花火があがる中、小路を練り歩く。川へ向かい身体を清め神社のお払い受けた後、起点に戻る。裸太鼓を打ち鳴らし灯籠とみこしを激しく乱舞させる。
・日時 8月17日夜8時頃より
・場所 新潟県松代町犬伏地区
・服装 六尺ふんどし
・形態 御輿や灯籠を担ぐ娯楽系
・歴史 不明
・裸男数 70人
・観客数 500人
・参加の可否 一般参加告知は見あたらない
・撮影者の祭りの感想 犬伏裸祭りは奥深い山間で行われる3日間の催しの1つ。初日は盆踊り、2日目に行われる犬伏裸祭りの日は、他に子供みこしや松苧太鼓がある。御輿の行進に合わせて花火が上がる風情は幻想的。次の日は犬伏大演芸会です。通信や交通が発達していなかった時代、陸の孤島のような集落での貴重な娯楽だったのではなかったかと想像します。大変暖かい雰囲気を感じた祭りでした。
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◆犬伏裸祭り 大写真24枚セット
2013年8月20日までで公開終了しました。
カテゴリ : 東日本
大阪『どやどや』
■ 大阪府 の裸祭り中高生伝統の裸祭り
◆どやどや
祈祷された魔除けの護符を四天王寺六時堂の縁の天井から撒き、それをふんどしをしめた参加者が奪い合うというもの。地元の幼稚園、中学校、高等学校の行事としても位置づけられていて参加は学校単位。紅白に分かれ先頭集団はのぼりや旗を掲げています。昔は白が農民、紅が漁民であったといいます。【どやどや】の名の由来は、ドヤドヤと群衆が集まるからであるとか、「どうだどうだ!」と押し合うからであるとも言われています。
・日時 1月14日 午後2時から午後4時まで3部制
・場所 大阪市四天王寺
・服装 紅白のはちまき、六尺褌
・形態 御札を奪い合いその数を競う、競技系。
・歴史 1400年
・裸男数 各学校の生徒達およそ1000人
・観客数 4000人
・参加の可否 学校指定のため一般参加はできない。
・感想 裸男達が紅白二手に分かれて入場する様は、まるで戦国時代の合戦のようで壮観。競う姿はスポーツ大会を見ているような清々しさがあります。昔は近在の人々が夜、寒中素裸となって護符を奪い合うのが習俗でした(四天王寺パンフレットより)とのこと。
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◆どやどや 特大特選写真、17枚
2013年1月20日まで、期間限定で公開
公開終了しました。
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カテゴリ : 西日本
ニッポン裸祭りの勧め ------ 西日本編 ------
●西日本の特徴西日本の裸祭りでとくに目立つのはやはり規模として最大の『西大寺会陽』に代表される「会陽(えよう)」でしょう。会陽はおもに中国・四国地方で盛んで、「明るく恵み深い春の心にめぐりあう」という意味があります。真言宗の正月行事の一つとされています。福を呼ぶ宝木(しんぎ)をめがけ折り重なるように男達が群がる様は迫力たっぷり。グループでチームプレイで隠密でバトンタッチするなど一種の競技の様相を帯びている。会陽は、『西大寺会陽』『金山寺会陽』の他にも香川県の『善通寺はだか祭り』が有名。
また裸祭りが多いのは愛知県と福岡県。旧暦1月13日、愛知県稲沢市尾張大国霊神社の『国府宮裸祭り』、1月3日、福岡県福岡市東区筥崎宮の『玉せせり』など。他には10月の兵庫県姫路市松原八幡神社で行われる『灘のけんか祭り』などが有名です。
・大阪『どやどや』より
カテゴリ : 西日本
ニッポン裸祭りの勧め ------ 東日本編 ------
●東日本の特徴東日本の裸祭りで目立つのは『蘇民祭(そみんさい)』でしょう。『蘇民祭』と言うと全裸で参加する『黒石寺蘇民祭』をイメージする方も多いでしょうが、『蘇民祭』は黒石寺に限らず東北各地方で行われています。
火のやぐらに登るひたきのぼりや、争奪戦など大枠の形態は各地それぞれ似通っていますが、全裸が許されていたのは『黒石寺蘇民祭』だけです。
蘇民祭は『備後風土記』にある説話に基づいた、庶民の将来を祭り、五穀豊穰、家内安全などを祈願するもの。
また東日本で目立つ裸祭りは中越地方の『裸押し合い』でしょう。『裸押し合い』は裸男たちが極寒の中、外を駆け抜け神官が撒く福札を取り合うというもの。『浦佐の裸押合大祭』と『栃尾の裸押合大祭』が越後の二大押合い大祭と呼ばれています。
・新潟県栃尾市栃堀巣守神社 ◆巣守裸押合大祭より
カテゴリ : 東日本